高校受験の問題では、化学反応式は100%出題されます。
しかも、出題されやすい化学反応式があるので、そこを押さえることで効率よく勉強することができます。
この記事では、高校受験で狙われる『化学反応式』について紹介します。
化学反応式のつくり方も要チェックです。
以下は僕の自己紹介です。
高校受験で狙われる化学反応式トップ5
【1位】水の電気分解
水 → 酸素 + 水素
2H2O → 2H2 + O2
【2位】炭酸水素ナトリウムの熱分解
炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水
2NaHCO3 → Na2CO3 + CO2 + H2
【3位】塩酸と水酸化ナトリウムの中和
塩酸 + 水酸化ナトリウム → 水 + 塩化ナトリウム
HCl + NaOH → H2O + NaCl
【4位】酸化銀の熱分解
酸化銀 → 酸素 + 銀
2Ag2O → 4Ag + O2
【5位】酸化銅の炭素による還元
酸化銅 + 炭素 → 銅 + 二酸化炭素
2CuO + C → 2Cu + CO2
中学校の理科に出てくる化学反応式
水素と酸素の化合
水素 + 酸素 → 水
2H2 + O2 → 2H2O
炭素と酸素の化合
炭素 + 酸素 → 二酸化炭素
C + O2 → CO2
銅と酸素の化合
銅+酸素 → 酸化銅
2Cu + O2 → 2CuO
マグネシウムと酸素の化合
マグネシウム + 酸素 → 酸化マグネシウム
2Mg + O2 → 2MgO
鉄と硫黄の化合
鉄 + 硫黄 → 硫化鉄
Fe + S → FeS
銅と硫黄の化合
銅 + 硫黄 → 硫化銅
Cu + S → CuS
酸化銅の炭素による還元
酸化銅 + 炭素 → 銅 + 二酸化炭素
2CuO + C → 2Cu + CO2
酸化銅の水素による還元
酸化銅 + 水素 → 銅 + 水
2CuO + H2 → 2Cu + H2O
酸化銀の熱分解
酸化銀 → 酸素 + 銀
2Ag2O → 4Ag + O2
炭酸水素ナトリウムの熱分解
炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水
2NaHCO3 → Na2CO3 + CO2 + H2O
水の電気分解
水 → 酸素 + 水素
2H2O → 2H2 + O2
塩酸の電気分解
塩酸 → 水素 + 塩素
2HCl → H2 + Cl2
塩化銅の電気分解
塩化銅 → 銅 + 塩素
CuCl2 → Cu + Cl2
塩酸と水酸化ナトリウムの中和
塩酸 + 水酸化ナトリウム → 水 + 塩化ナトリウム
HCl + NaOH → H2O + NaCl
参考
亜鉛と塩酸の反応(水素の発生)
亜鉛 + 塩酸 → 塩化亜鉛 + 水素
Zn +2HCl → ZnCl2 + H2
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの反応(アンモニアの発生)
塩化アンモニウム + 水酸化カルシウム → 塩化カルシウム + 水 + アンモニア
2NH4Cl + Ca(OH)2 → CaCl2 + 2H2O + 2NH3
石灰水(炭酸カルシウム)と二酸化炭素の反応
石灰水(水炭酸カルシウム)+ 二酸化炭素 → 炭酸カルシウム(白色沈殿)+ 水
Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O
硫化鉄と塩酸の反応(硫化水素の発生)
硫化鉄 + 塩酸 → 塩化鉄 + 硫化水素
FeS + 2HCl → FeCl2 + H2S
うすい塩酸と炭酸水素ナトリウムの反応(質量保存の法則)
HCl + NaHCO3 → NaCl + CO2 + H2O
硫酸と塩化バリウムの反応(質量保存の法則)
H2SO4 + BaCl2 → BaSO4 + 2HCl
硫酸と水酸化バリウムの中和
硫酸 + 水酸化バリウム → 水 + 硫酸バリウム
H2SO4 + Ba(OH)2 →H2O + BaSO4
高校受験で狙われる電離式
塩酸の電離
塩酸 → 水素イオン + 塩化物イオン
HCl → H++ Cl-
塩化銅水溶液の電離
塩化銅 → 銅イオン + 塩化物イオン
CuCl2 → Cu2+ + 2Cl-
水酸化ナトリウム水溶液の電離
水酸化ナトリウム → ナトリウムイオン + 水酸化物イオン
NaOH → Na+ + OH-
塩化ナトリウム水溶液の電離
塩化ナトリウム → ナトリウムイオン + 塩化物イオン
NaCl → Na+ + Cl-