虫のからだは不思議なつくりをしています。
2022年の4月に日本の研究グループによる、面白い発見があったので紹介します。
「ミッシングリンク」の謎
昆虫の進化の過程には実に謎が多い。従来の学説によると、その起源は3億7千万年前の「デポン記」に出現した、シンプルな芋虫のような「トビムシ」だと考えられていた。その体長はわずか3mmで、世界中のどこにでも生息していたという。昆虫の正体はエイリアンだった!? いま大注目の「昆虫宇宙起源説」を徹底解説!!
しかし、トビムシの次の昆虫が現れるのはそれから7000万年後のことで、この時期に突然、たくさんの種類の昆虫が大量に出現したのである。しかも羽を持っていたり、硬い殻を持っていたりと、多種多様な形態かつ複雑な生態系を持っていて、トビムシとは似ても似つかない種ばかりだったのだ。さらに奇妙なことに、昆虫の表皮は「クチクラ(角皮)」という物質でできているため、化石化しやすいはずなのだが、この7,000万年の間にトビムシとほかの昆虫をつなぐ化石がまったく発見されていないのだ。この空白期間が昆虫の「ミッシングリンク」と呼ばれるもので、未だに解明されていない大きな謎となっているのだ。
昆虫宇宙起源説もあり、昆虫宇宙起源説は絶対にあり得ない話では無いのです。
虫は研究するほどに面白さが増す題材です。
この記事では虫のからだのつくりを観察する方法を紹介しているので、参考にしてください。
以下は僕の自己紹介です。
虫のからだのつくりを観察する方法
いろいろな虫のからだのつくりを観察することで、虫の特徴をとらえること
分野 | 生物 |
難易度 | ★ |
必要な時間 | 30分 |
準備物
虫のからだのつくりを観察する方法の準備物は、次の通りです。
試料
- 虫
材料
【模型作り】
- 粘土
- 画びょう
- ストロー
- プラスチックの板
- 糸
▼虫の模型作りにベストな粘土はこちら
用具
- 捕虫あみ
- 透明な容器や管型のビン
- カメラ
- ルーペ
- (顕微鏡)
【模型作り】
- はさみ
- 竹べら
▼最強の捕虫あみはこちら
▼詳しく観察するためにルーペは必須
手順
虫のからだのつくりを観察する方法の手順は、次の4つのSTEPです。
足の作つくりにも注目しましょう
虫の模型をつくる方法
虫の模型をつくると、虫のからだのつくりをとらえやすくなるのでオススメです。
虫の模型をつくる方法は、次の5つのSTEPです。
体の部分は粘土ではなく発泡スチロールを、足はストローでなくつまようじを代用できます。
アドバイス
- 昆虫を呼び寄せる柑橘系(甘夏・夏みかん・日向夏・グレープフルーツ・デコポン)の植物を探すと、虫が捕虫しやすいです。
- 虫を触って、手触りを確認することが重要です。
→(例)虫の体で一番『かたい部分』はどこかを確かめる。
考察ポイント
- 虫のからだのつくりには「似ているところ」がないかを探しましょう。
→頭・胸・腹の3つの部分に分かれる - 頭・胸・腹にはそれぞれ役割があるので、それぞれの役割を図鑑などを使って調べることが重要です。
【頭】情報収集器官(複眼・単眼・触覚)が集中し、口器は養分を得るための器官
【胸】運動器官が集中しており、足の形は虫によって違いがみられる。
【腹】腹の背中側には胸までつながっている細長い心臓(はい脈管)がある。
- 虫のからだのつくりはいくつかの種類に大別されます。
【虫のからだのつくりの例】
・幼虫型
・セミ型
・クワガタ型
・クモ型 ※注:クモは虫ではない
・キバチ型
- それぞれの型の虫のからだのつくりと特徴、例をまとめましょう。
- 虫が敵や仲間を見つけたり、エサを見つけるためにしていることを調べましょう。
→目や触覚を使っています。 - 虫のからだのつくりと「生活環境」の関係を調べましょう。
自由研究で困ったら…
虫のからだのつくりを観察する方法以外にも、虫の行動を調べる実験もあるので確認してみましょう。
自由研究が終わったらレポートにまとめていきます。
まとめ方は自由研究のまとめ方の記事を読めばバッチリです。
自由研究で悩んだら、僕に直接質問することも可能です。
困ったことがあれば、公式LINEから連絡してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が自由研究の役立つことを祈っています。
最高の自由研究を通して、充実した夏休みにしてください!