地層問題解明記3[柱状図・地層編]

中学1年生

苦手な人が多い柱状図の問題です。パズルが得意な人が得意な範囲かもしれません。別に得意でなくても間隔さえ掴めてしまえばなんてことないです。

問題の解くための知識を中心に添えていきますので覚え方、コツというよりこういうことだってことを確かめていただく回です。リズムや語呂で覚えるのではなく見て、確かめて覚えていきましょう!!

 

https://chugakurika.com/2018/09/18/post-2227/

 

https://chugakurika.com/2018/09/18/post-2279/

 

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柱状図とは

 

ボーリング調査って知ってますか?建設現場などで大きなボーリングマシンを使って掘っているところを見たことがある人もいるかもしれません

 

(国立研究法人NEDO様より画像引用)

 

この長ーい柱を使って地面を掘り進め穴をほったり土の中の構造を調べているのです。前回の地層問題解明記[岩石・堆積岩編]で堆積についてやりましたがこのマシンで地質のサンプルを取り出すとまさに堆積した構造になっています。その構造を図に書き示したのが柱状図といいます。

 

 

柱状図とはこのような図のことです。化石が入っている場合もあります。化石が入っている場合は前回の示相化石、示準化石の知識が役に立つことになります。凝灰岩が入っているときはそのときに火山が噴火したことを示します。

 

https://chugakurika.com/2018/09/18/post-2279/

 

地層のサンプルからその時代に何が起きたかどんな環境だったか。火山の噴火周期、地震の規模を調べることができます。

 

等高線図

 

等高線とは同じ高さで線を引いたもので地形の地図でよく使われるものです。国土地理院のホームページから日本の地図を細かく見ることができます。富士山の山頂付近の画像を拝借してきました。

 

(国土地理院様から画像引用)

 

この茶色の線は全て等高線です。名の通り同じ高さの位置を詳しく表しています。この線は10mごとに引かれます。またの名を主曲線といいます。50mごとに太線で引かれているのは計曲線といいます

10m→主曲線

50m→計曲線

重要ワードです。覚え方はありませんが上の地図で確かめて覚えるといいでしょう

 

等高線図と柱状図の問題

 

等高線図が書いてありA地点、B地点、C地点、D地点などさまざまな点で掘削し、地層を柱状図に表し地点や時代、柱状図からわかることを解いていく問題です。等高線と柱状図の合わせ技ですね

 

問題

 

A,B,C,D地点での深さ40mまでの地層の柱状図をとったとき上のようになった。断層はなく傾きもない。

 

(1)ここの地層はどの方角に低くなっているか。東西南北で答えろ

(2)D地点の柱状図を表わせ

 

作者の実力不足で柱状図に細かな高さが入っていませんがなんとなくですみません。頑張ってみてください

 

 

 

解説

(1)の答え

北です。

110mのA、Bの2点を見てください。

 

同じ高さのはずなのになんで地層が違うの!?!?という疑問を持った人もいるかもしれません。そういう方はこの問題の意味がわからなかったのではないでしょうか

 

これは別に変な話ではありません。積み重なったものがズレているだけで高さが違うだけです。私はケーキみたいだなと思います。チョコケーキとイチゴケーキ高さは一緒だけど積み重ってるものは違います。

 

AとBを比べると泥岩、砂岩、凝灰岩、れき岩のセットを基準にみると少しのズレがあるかと思います。AはBの上にれき岩と砂岩がのっており、泥岩、砂岩、凝灰岩、れき岩のセットが下に入り込んでいる形です。

この問題はセットで考えます。セットが下にあり新しい層が上に乗っているAの地層が低いということです。

Bが上がっていて、Aが下がっている。つまり南が上がって、北が下がっている。北が正解です。

 

(2)の答え

(1)より地層が傾いているのは南北であって東西は傾いていないことがわかりました。高さによって地層が形成されています。立体的に考えないといけなくなってくるので非常に難しいです。

 

高さに依存しているので次のように表すことができます。DはBとCの間の高さにあるのがひとつのヒントですのでこのように想像します。

同じ高さでパズルのように合わせるのです。この場合、上から砂、凝灰、れき、石灰の順のセットになっているところを基準に合わせるのです。すると真ん中のDが見えてきます。

 

ここまで詳しく説明している資料がないのでわからない人は沢山いると思います・・・。実際の問題はこんなに単純ではありません。もっと急勾配なものが多いですがやり方は同じです。柱状図の本質はこういうことです。

 

(1)より地層が傾いているのは南北であって東西は傾いていないことがわかりました。と書きましたがよっぽど難しい高校受験ではないと東西に傾いている問題はでないかと思います。(1)、(2)それぞれどういう意味があるのか理解してください。完璧に理解するのは難しいですのでじっくり頑張りましょう。

 

また、本来は柱状図に数値が書いており層の長さを測ってやる問題でもあるのですがイメージを鍛えることとこの問題の本質を理解してもらうのが目的なので問題としてわかりにくかったかもしれません

 

この問題の立体図

少しでも理解の助けになればいいかなと思います。おまけです

3次元的な図です。赤で囲ったところは断面です。

 

 

 

 

 

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