ウイルスやインフルエンザ対策に欠かせないのが消毒です。
消毒液を使うのが一般的ですが、石けんと併用すると効果バツグンです。
あれ?石けんってどうやってつくるのかって知っていますか?
高校の化学で勉強している人が多いのですが、意外と忘れている人が多いです。
この記事では石けんをつくる方法を紹介しているので、参考にしてください。
以下は僕の自己紹介です。
石けんをつくる方法
廃油を利用して石けんをつくり、資源のリサイクルについて考えること。
分野 | 化学 |
難易度 | ★★ |
必要な時間 | 50分 |
準備物
石けんをつくる方法の準備物は、次の通りです。
材料
- 食用油(廃油)
- O’MIX
- ぬるま湯
- 空きビン
- 割りばし
▼O’MIXはこちらを使うのがベスト
手順
石けんをつくる方法の手順は、次の6つのSTEPです。
適量は表示を確認しる必要があります。
ぬるま湯の温度=風呂の温度
アドバイス
- 食用油(コーン油や植物油など)を利用するが、脂の中に揚げ物のカスが残っている場合はろ過するなどして取り除く。
- ぬるま湯の温度によって、石けんができにくくなったり、時間がかかるので「風呂の温度」を目安に用意をしましょう。
- O’MIXとは?
・弱塩基のケイ酸ソーダや助剤の脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウムによって安全に実験を行うことができます。
・O’MIX以外には、オルトケイ酸ナトリウムを使うことも可能です。
- O’MIXを使わない方法以外には、廃油に水酸化ナトリウムを入れる方法があります。水酸化ナトリウムは劇薬なので危険性が高く、1か月前後おいておく必要があるので、自由研究ではO’MIXを使う方法がおすすめです。
考察ポイント
- ステップ6で1時間以上置く理由を考えましょう。
→化学反応が落ち着くのに最低でも1時間はおいておく必要があります。可能なら1日待ちましょう。
- 使う油が食用油である理由を考えましょう。
→菜種や紅花など種子には脂質が多く含まれ、脂質は脂肪酸や中性脂肪など7群の化合物に分類されます。一般的な菜種油では、脂肪酸として「オレイン酸」「リノール酸」「リノレン酸」が含まれてい流ので、石けんに適しているのです。
- どのような化学反応によって、石けんができるのかをまとましょう。
→脂質にアルカリまたは酸を加熱作用させると、分解して『脂肪酸』と『グリセリン』を生じます。水酸化ナトリウムなどを利用して加水分解を行うと、グリセリンの他に水に溶ける脂肪酸のアルカリ塩を生じます。このアルカリ塩を「石けん」といい、反応を『けん化』と言います。
- 石けんがどのような仕組みで殺菌するのかを調べると評価が高まるでしょう。
自由研究で困ったら…
自由研究が終わったらレポートにまとめていきます。
まとめ方は自由研究のまとめ方の記事を読めばバッチリです。
自由研究で悩んだら、僕に直接質問することも可能です。
困ったことがあれば、公式LINEから連絡してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が自由研究の役立つことを祈っています。
最高の自由研究を通して、充実した夏休みにしてください!