食品は化学反応を使ってつくられることが多いのです。
化学反応以外にも発酵などの生体反応を使うことも珍しくありません。
私たちの身近な化学反応を使ってつくられる食品といえば「豆腐」です。
お店で売られている豆腐は見たことがあっても、どのようにつくるかは知らない人が多いでしょう。
この記事では豆腐をつくる方法を紹介しているので、参考にしてください。
以下は僕の自己紹介です。
豆腐をつくる方法
・コロイド溶液である豆乳から絹ごし豆腐をつくること。
分野 | 化学 |
難易度 | ★★ |
必要な時間 | 50分 |
準備物
豆腐をつくる方法の準備物は、次の通りです。
材料
- 大豆
- 塩化マグネシウム(硫酸マグネシウム)
器具
- 水槽
- メスシリンダー
- ミキサー
- ビーカー
- ガーゼ
※目の粗いものと細かいものを用意する。
- ボール
- 割りばし
- 加熱装置
- 電子はかり
- 薬さじ
- 薬包紙
- 型
- 板
▼定番のメスシリンダーはこちら
▼ビーカーは大きめを用意するのが上手く石けんをつくるコツです。
▼自由研究に最適な電子はかりはこちら
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手順
絹ごし豆腐をつくる方法の手順は、次の6つのステップです。
アドバイス
- 大豆の膨潤に必要な時間は水温によって変化しますが、水温40℃であれば6時間〜7時間かかります。
- 豆乳を豆乳を豆乳をしぼり取った残りが「おから」です。
- 大豆100gに対して塩化マグネシウム1gが適当な量になります。硫酸マグネシウムも代用可能で、硫酸マグネシウムの場合は大豆100gに対して3gが適当な量です。
考察ポイント
- 凝固剤について調べましょう。
→豆乳の凝固には古くから「にがり(主成分:塩化マグネシウム)」が凝固剤として利用されています。
- 豆腐が固まる原理を理解しましょう。
→豆乳はタンパク質などが分散している親水コロイドであり、少量の塩類を加えても凝固しません。塩化マグネシウムを凝固剤として加えれば固まりますが、多すぎても少なすぎても固まりません。
→豆乳は75℃〜80℃の範囲が適温になります。
豆腐は「加熱による変性」と「電解質による凝析」の両方によってできることが分かります。
自由研究で困ったら…
自由研究が終わったらレポートにまとめていきます。
まとめ方は自由研究のまとめ方の記事を読めばバッチリです。
自由研究で悩んだら、僕に直接質問することも可能です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が自由研究の役立つことを祈っています。
最高の自由研究を通して、充実した夏休みにしてください!