夏休みの自由研究で人気のテーマは昆虫採集からの昆虫標本でしょう。
とはいえ、虫が苦手な中学生が多いのも事実です。
そんな中学生におすすめしたいのが「植物標本」になります。
昆虫採集に比べて取り組みやすいテーマです。
この記事では植物採集の方法を紹介しているので、参考にしてください。
以下は僕の自己紹介です。
植物採集の方法
自然保護への配慮をしながら、植物を採取する方法を知ること
分野 | 生物 |
難易度 | ★★ |
必要な時間 | 数日 |
準備物
植物採集の方法の準備物は、次の通りです。
用具
- 剪定はさみ
- 移植ごて
- ピンセット
- ルーペ
- ポリ袋
- ふせん
- 野冊
- 新聞紙
- びん
- 輪ゴム
- スケッチ用具
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手順
植物採集の方法の手順は、次の3つのステップです。
①茎や葉のつくりを調べたいとき
②根のつくりを調べたいとき
アドバイス
- ステップ5で加熱するとタンパク質が凝固したもの(白いかたまり)が現れます。タンパク質は不要なので、ろ過して取り除きます。
- ステップ7でエタノールを加えると、DNAはエタノールに溶けにくいので、ろ液とエタノールの境目に白い繊維状のものが現れます。これがDNA(の束)です。
- 取り出すDNAの純度を上げるためには、集めた繊維を再び食塩水に溶かし、ステップ5以降をもう一度行ってタンパク質を除去してください。
考察ポイント
- トリプシンを加える理由を考えましょう。トリプシン=すい液に含まれるタンパク質分解酵素。
→染色体はDNAとタンパク質が結合したものなので、タンパク質が除く必要があります。
- 食塩水を加える理由を考えましょう。
→DNAは食塩水に溶けやすい性質がある。タンパク質は凝固する場合があります。
- 保温する理由を考えましょう。
→酵素が最も働きやすい温度は40℃前後(体温と同じくらい)だからです。
- 染色液の種類とその役割を調べましょう。
- なぜ精巣が材料として用いられるのかを考えましょう。
→精巣で精子が作られる際に、細胞質のほとんどが捨てられます。つまり、核の占める割合が他の組織に比べて高く、DNAが得やすいから。
- DNAについて詳しく調べましょう。
→構造や特徴を徹底的に調べましょう。特に塩基や遺伝との関係を調べると、評価が高くなります。
自由研究で困ったら…
自由研究が終わったらレポートにまとめていきます。
まとめ方は自由研究のまとめ方の記事を読めばバッチリです。
自由研究で悩んだら、僕に直接質問することも可能です。
困ったことがあれば、公式LINEから連絡してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が自由研究の役立つことを祈っています。
最高の自由研究を通して、充実した夏休みにしてください!