自由研究って「面倒くさい」ものだと思っていませんか?
確かに、「自由研究って何のためにあるの?」と思っている中学生は多いです。
確かに自由研究は面倒だし、できるならない方が良いという気持ち、よーく分かります。
自由研究は、研究することも面倒だけど、レポートにまとめるのが大変なんですよね…。
- 今までレポートを書いた経験がない
- 正しいレポートの書き方が分からない
となればますます、嫌になってきます。
実は、自由研究には先生から高評価をもらえるまとめ方があるのです。
この記事では現役の理科教員が中学生の自由研究レポートの書き方を説明します。
学校の先生が自由研究のどこを見て、何を評価しているのかを知っていれば、自由研究で高評価をもらえちゃいます。
せっかく自由研究をするなら、高評価をゲットしないと損です!
以下は僕の自己紹介です。
自由研究のまとめ方
レポートには正しい書き方がありますが、中学校や高校ではなかなか教えてもらえません…。
大学生になると、当たり前のようにレポートを提出するように言われて困ることに…。
自由研究のレポートでは、次の3点を押さえることで高評価につながります。
- レポートの書き方
- レポートの9つのパート
- 個性を出すこと
それでは、中学生の自由研究の目的から順に確認していきましょう。
中学生の自由研究の目的
自由研究は昔から、基本的に夏休みなどの長期休暇中に宿題として出されることが多いです。
理科の先生が自由研究を生徒にさせる目的は、時間がある夏休みに研究を通して「生徒の好奇心を高めること」にあります。
ここで、問題なのは自由研究に対する評価は、先生の主観にゆだねられるので自由研究の評価に明確な基準が無いということです。
実は通知表の成績とは別に「観点別評価」という評価基準があります。
この観点別評価に自由研究の評価がが大きく影響することは間違いありません。
教科に対する興味や関心があるかを評価するときに、自由研究はうってつけの材料になるからです。
自由研究の書き方で意識するべきこと
自由研究をはじめとして、レポートを書くときには…
- 内容が伝わるタイトルを意識する
- 文末の書き方を意識する
- 短くシンプルな文章を意識する
の3つを意識するようにしましょう。
それぞれ詳しく説明していきます。
内容が伝わるタイトルを意識する
自由研究はレポートなのでタイトルが重要になります。
「2022年の自然科学観察コンクール中学校の部」と「2021年の自然科学観察コンクール中学校の部」の文部科学大臣賞受賞の自由研究タイトルをチェックしてみましょう。
【2022文部科学大臣賞】
2022年の自然科学観察コンクール中学校の部
紙飛行機の揚力について ~へそ紙飛行機の秘密~
【2021文部科学大臣賞】
2021年の自然科学観察コンクール中学校の部
飼育温度とカブトムシの成長 パート7、休眠を考慮した有効積算温度の推定
「紙飛行機の揚力について ~へそ紙飛行機の秘密~」という自由研究のタイトルからは…
- 紙飛行機がテーマであること
- 揚力について研究したこと
- へそ紙飛行機って何だろうと興味がわく
「飼育温度とカブトムシの成長 パート7、休眠を考慮した有効積算温度の推定」という自由研究のタイトルからは…
- カブトムシがテーマであること
- 休眠について研究したこと
- パート7ということは、何度も研究を重ねたこと
ことが伝わるタイトルになっています。
このように、タイトルは自由研究のテーマがストレートに伝わるタイトルにしましょう。
とカンタンにタイトルが決まったら、苦労する中学生はいないと突っ込まれそうなので奥の手を教えます。
自由研究のタイトルは…
という風に決めましょう。
例えば、「ペットボトルの中に線香の煙を入れてペットボトル内の気圧を下げて、温度低下をさせることで雲を発生させる実験」をしたとします。
この実験のタイトルは「ペットボトルと線香の煙(研究で使った道具)で雲を発生させる(研究内容)実験」となるわけです。
このタイトルの決め方は、大学の研究室でも定番で使う方法です。
レポートでは表紙も必要だから、タイトルが決まったら表紙も作成しましょう。
表紙に書くべきことは…
- タイトル
- 学校名
- クラス
- 名前
の4つになります。
パソコンで作る場合、書体にこだわる必要はありませんが「明朝体(またはゴシック体)」が無難です。
文末の書き方を意識する
「果物を使って電池を作りました」
一見、問題のない文章のように見えますが…レポートの書き方としてはアウトになります。
「果物を使って電池を作りました」は「果物で電池を作った」と書くのが正しいです。
国語で中学生が作文を書くときには、分割は敬体を使うように指導されます。
敬体は一般的に「です・ます調」と呼ばれ、文字通り「です」や「ます」で終わる文体のことです。
レポートでは「常体」と呼ばれる文体を使用するのが正解です。
常体は一般的に「である調」と呼ばれ、敬語を用いない普通の文章様式を指します。
- ある
- である
- だった
を使ってレポート書くようにしましょう。
レポートは事実を報告する書類…つまり、報告書なので「である調」で書くのが正解になります。
先生に提出するものだから「丁寧な言葉を使うべき」と思うかもしれませんが、「である調」で書くのが正解です。
言葉づかいで、レポートの評価に大きな差が生まれることを理解しておきましょう。
短くシンプルな文章を意識する
次の文章を読んでください。
「最初に鍋に牛乳を入れ、沸騰するまで火にかけたら、酢またはレモン汁を少しずつ加え、モヤモヤとした固形物が浮いてくるのを待ち、固形物が浮いてきたら火を止めて、固形物を布でこしました。」
読みずらいよね?レポートは読んでもらって、初めて価値が生まれるものです。
読みやすい文章は、短くシンプルな文章になります。
上の文章を、次のようにに箇条書きにしてみると…
- 最初に鍋に牛乳を入れる
- 沸騰するまで火にかける
- 酢またはレモン汁を少しずつ加える
- モヤモヤとした固形物が浮いてくるのを待つ
- 固形物が浮いてきたら火を止めて、固形物を布でこす
というように読みやすくできます。
自由研究のレポートでは、箇条書きを活用するなどして、読みやすい文章を書くように心がけましょう。
自由研究のレポートを高評価にするための9パート
自由研究のレポートを高評価にするためには、構成がとても重要です。
- きっかけ
- 仮説
- 材料と道具
- 実験方法
- 結果
- 考察
- 感想
- 参考文献
- 要約
というように、自由研究のレポートは9つのパートで構成するのがポイントになります。
中学校の自由研究で高評価を得るためには、仮説を立てて研究(実験や観察)を行い、結果と考察を書くことが重要です。
多くの中学生の自由研究のレポートは…
- 準備するもの
- 実験方法
- 結果
- 感想
の4つのパートで構成されているケースが多いです。
この4つのパートだけでは、学問的に何も完成していない状態になっているのです。
大学の教授がすばらしいアイデアを思いつき、研究して結果が得られたとしましょう。
結果が得られれば、結果が得られた理由を「考察」することができます。
大学の教授は、結果や考察を論文として「発表」します。
研究は「結果→考察⇒発表」というプロセスを経て、初めて「知識」となります。
知識には絶対に必要な要素があります。
少し前の話になりますが、某女性研究者が発表した画期的な細胞が話題になりました。
ところが、この研究は世間から認められることはありませんでした。
その理由は、発表した女性研究者以外の誰もその細胞を作れなかったからです。
知識に絶対に必要な要素とは、結果を見た人が「この研究結果って本当なの?」と思ったときに、誰がその研究をしても同じ結果が得られる「再現性」になります。
再現性があり、高評価の自由研究にする方法が、次の9つのパートでレポートを書く方法になります。
- きっかけ
- 仮説
- 材料と道具
- 手順
- 結果
- 考察
- 感想
- 参考文献
- 要約
それでは、9つのパートに書くべき内容について詳しく紹介していきましょう。
きっかけのパート
高評価の自由研究に欠かせないのが「実験をやりたくなった理由やきっかけ(動機)になります。
大学の研究はこれまでできなかったことを可能にする、苦労してやっていることを簡単にできるようにするといった世の中の役に立つことが研究のきっかけになっています。
一方で、自由研究は興味・関心が研究のきっかけになる場合が多いです。
自由研究のテーマを…
- どんなきっかけで知ったのか
- どこに興味・関心を持ったのか
- どんな疑問を解決したいのか
- 何を明らかにしたいのか
を書きましょう。
テーマを知ったきっかけは…
- 授業で聞いたこと
- インターネットの検索結果
- テレビやYouTubeで知ったこと
など色々とあるはずです。
きっかけのパートには興味を持ったきっかけだけでなく、「知っていることだけど、疑問点があるから解決したい」や、「知っていることだけど、自分なりに付け足して調べてみた」という流れで書くのがおすすめになります。
「2022年の自然科学観察コンクール中学校の部」と「2021年の自然科学観察コンクール中学校の部」の文部科学大臣賞受賞のきっかけのパートをチェックしてみましょう。
中学1年生の時、竹とんぼの羽の揚力と空気抵抗について研究をした。羽の角度を大きくすると、竹とんぼの揚力は増すが、同時に羽が受ける空気抵抗も増す。羽の角度と揚力や空気抵抗の変化は一様ではなく、羽の角度が12.5度の時、増す揚力と空気抵抗によって減る回転数とのバランスが最もよくなることがわかった。
紙飛行機の揚力について ~へそ紙飛行機の秘密~より引用
この研究で揚力に興味を持ち、竹とんぼの他に揚力が関わるものを探した。折り方によって飛び方が異なる紙飛行機の羽にも、揚力や空気抵抗が生じているはずだ。紙飛行機に生じる揚力と空気抵抗の関係を調べ、安定して飛ぶために最適な条件を突き止めたいと思った。
今まで作った紙飛行機のなかで、父から折り方を教えてもらった「へそ紙飛行機」が一番好きだ。昔からよく折られている紙飛行機で、父も祖父から折り方を教えてもらったという。へそ紙飛行機はそれほど長距離は飛ばないが、ゆったりとした速度でふわっと飛ぶのが魅力だ。安定飛行の条件を、へそ紙飛行機を使って調べてみた。
近くの公園で偶然、数匹のカブトムシの幼虫を見つけた。家に持ち帰り、個体によって場所を変えて飼育をすると、それぞれ羽化日が異なっていた。このことをきっかけに、飼育温度がカブトムシの成長に及ぼす影響を調べる自由研究を始め、今回が7年目になる。これまでの研究から、高温下で幼虫を育てると、オスよりメスのほうが早く羽化する、羽化ずれが起きることがわかった。
飼育温度とカブトムシの成長 パート7、休眠を考慮した有効積算温度の推定より引用
この研究の目的は最終的に、温暖化がカブトムシに及ぼす影響を明らかにすることだ。温暖化が進むと、羽化ずれによってオスとメスが出会えなくなる可能性がある。実験で飼育温度と幼虫の発育の関係を明らかにし、温暖化がカブトムシに及ぼす影響を検証したい。
2つの文章からは「実験をやりたくなったきっかけ」がハッキリと伝わってきます。
高評価の自由研究は、例外なく研究に至った『きっかけ』が魅力的です。
仮説のパート
自由研究を始める前に、自由研究の結果に対する「仮説」を考えましょう。
仮説は予想や推理と思ってもらってOKです。
研究する内容について「こんな理由でこういう結果になるんじゃないか?」と予想したことを書きます。
単に研究をするのではなく、仮説を立てて「仮説が合っているかを検証する」のが自由研究になります。
仮説が合っていればスゴいですし、間違っていたのであれば間違っていた部分を考察のパートで深掘りできます。
高評価の自由研究には、仮説がきちんと示されているので忘れないようにしましょう。
材料と道具のパート
研究では「再現性」が重要なので、使った材料や道具についても書く必要があります。
使った材料や道具を書くときは、箇条書きにしましょう。
材料や道具の写真を使うと、わかりやすさが格段にアップします。
「スライムで使う洗濯のりはPVA」と言うように材料の種類に関して、間違いが起こらないようにしっかり示すことが重要です。
また、材料の種類だけでなく「材料の量」を書くのを忘れてはいけません。
材料と道具のパートは「料理本の材料と調理法」にあたります。
料理本の材料にニンジン…とだけ書かれても困ります。ニンジン1本と書いてあれば、必要な量が分かります。
同じように、道具に関しても個数を書くことを忘れないようにしましょう。
高評価の自由研究は、材料や道具に関する情報に注意が払われているものです。
手順のパート
手順は順を追って書きましょう。
「わかりにくい操作」や「注意が必要な作業」に関しては写真を使うと親切です。
高評価の自由研究にするために、手順を書くときに注意すべきことは…
- 過去形で書くこと
- 思ったことや気づいたことを書かないこと
の2つになります。
具体的に例を挙げて説明します。
- 【例1】白い雲を観察した。白い雲は西から東に動いて面白かった。
-
「西から東へ動いて面白かった」のは思ったことで、手順に書く必要がありません。
- 【例2】白い雲を観察した。白い雲は時間が経つと、だんだん灰色になった。
-
「灰色になった」のは気づいたことです。手順には書く必要のないことです。
手順は、やったことだけをクールに淡々と書きましょう。
また、協力者がいたらそれも忘れずに書いておきましょう。
自由研究のレポートを見みた第三者が同じ実験ができるかという「再現性」が重要になります。
実験方法のパートを書くときに迷ったら「実験をやる前の自分に見せたら、準備から最後の手順まで1人できるか」という視点でレポートを書けていればOKです。
高評価の自由研究では、間違いやすい手順には注意点が書かれていたり、写真による補足が必ず入っています。
結果のパート
自由研究の結果を書くときに注意点することは…
- 過去形で書くこと
- 事実のみを書くこと
- 具体的に書くこと
の3つになります。
まず、文末に注意が必要です。結果のパートも実験方法のパートと同じように「過去形」で書きましょう。
仮説とは違う実験結果になっても大丈夫です。
実験結果には、事実のみを書きましょう。
結果を書く時に分かりやすさを決定的にする要素は「具体性」になります。
科学は基本的に数値がモノをいう世界です。具体的な数値を示すために、数字を意識しながら自由研究することが必要です。
数字を使って具体的に自由研究の結果を示すと説得力や信頼性が増します。
自由研究の結果を示すときには…
- 数字はグラフで示す
- 比較したときは表を使う
の2つがオススメです。
読む人の立場に立ち、具体的でわかりやすく示せば、高評価の自由研究が生まれます。
考察のパート
高評価の自由研究にするためには、自由研究の結果から「何が分かったのかを明確にすること」つまり考察が最も重要なパートになります。
考察は過去形ではなく、「現在形」で書きましょう。
現在形で書く理由は、結果を踏まえて「現在考えていること=考察」だからです。
ここまでの内容を整理すると…
- 操作は「研究したこと」(過去形)
- 結果は「得られた事実」(過去形)
- 考察は「分かったこと」(現在形)
となります。
考察のパートが自由研究のすべてといっても過言ではありません。
ところが、考察のパートを書くのが自由研究のレポートで一番大変です。
ここからは、この記事を読んでくれている人にだけに、高評価の自由研究に書かれている「上手な考察の方法」をこっそり教えます。
結果と仮説を比較する
結果と仮説の比較は考察の王道パターンになります。
中学生の立てる仮説は、今までの経験やインターネットで調べたことに基づいた予想になると考えられます。
結果は仮説の通りにならないことが前提です。
- 使った材料に問題があったかも知れない
- 道具に問題があったかも知れない
- 操作が違っていたかも知れない
というように、結果と仮説を比較し、結果が仮説の通りにならなかった理由を書けば考察は完成です。
万が一、実験結果が仮説の通りにならなかった理由が分からない場合は…素直に「わからなかったこと」として考察に書きましょう。
後から学校の先生にアドバイスをお願いしたり、先生と一緒に検証実験を行うのも良いです。
よく考えてみたら、分からなかったことを次回(来年)の自由研究のテーマにするのも面白いではありありませんか。
これで、来年の自由研究のテーマに悩む必要が無くなりました。
※翌年パート2と題して自由研究をすれば、前の年の内容を引用して充実した自由研究になるに違いありません。
次回の課題として分からないことを示すことも、立派な考察になるということです。
失敗を避ける方法を考える
実験結果と仮説を比べるよりも簡単な方法になります。
自由研究で避けられないことは「失敗」なので失敗を考察に生かしましょう。
どうやって失敗を考察に生かすのかと言うと、自由研究のレポートに失敗した原因を書く…だけでなく「失敗を避ける方法」も書くという方法を用います。
- 【考察】
-
使い捨てカイロを作ってみたが、あまり温度が高くならなかった。
鉄粉と食塩水を反応させたが、鉄粉は半年前に購入したものだったのでサビていたかもしれない。
次回は、購入したての新品の鉄粉を使って実験をしようと思う。
「鉄粉がサビていた」という失敗を、今後はどうすれば避けられるかが書かれています。
「失敗を避ける方法」を書けば、すばらしい考察が完成します。
感想のパート
感想は自由研究を通じてどう感じたか、自由研究で一番印象に残ったことなどを書きます。
実験結果と仮説を比較して、「予想通りの結果」や「意外な結果」など自分の考えも感想に含めましょう。
このパートは書きやすいと思うので、自由研究について振り返ればOKです。
参考文献のパート
参考文献のパートは忘れられがちですが、高評価の自由研究にするためには欠かせないパートになります。
自由研究では事前にリサーチをしてからテーマを決めているので、参考文献が絶対にあるはずです。
参考文献を書くと、自由研究の信頼性が圧倒的に高まります。
例えば、ダイエットの方法で例をあげると…
- 素人が考えたある方法を試してみたら、2㎏瘦せられた
- 東京大学の〇〇教授の本にのっていた方法を試したら、2㎏瘦せられた
この2つから選ぶように言われたらどっちを選ぶでしょうか。
僕は②の東大の教授のダイエット法を間違いなく選びます。
参考文献のパートには…
- 本を書いた人
- 出版された年
- 本のタイトル
- ウェブサイト名、URLなど
の4つを書きましょう。
具体的には…
- 【本の場合】
-
本を書いた人 . 本のタイトル . 出版社 , 出版された年 , [総ページ数] , [シリーズ名] .
- 【ウェブサイトの場合】
-
サイトを書いた人 . “ページのタイトル” . サイト名 . 更新日 . 入手先URL , (閲覧日)
と書くと良いでしょう。
参考文献を書くことは「自分の自由研究は盗作ではない」という証明にもなるので、忘れずに書きましょう。
要約のパート
最後にまとめとして「要約」を書きましょう。
要約には、何をやって何がわかったのかをできるだけシンプルに示すことが重要です。
ここまで、8つのパートがあるので情報量がかなりの量になっているはずです。
読み手からしたら、どんなことが書いてあるかが分からない状態で、長い文章を読みたいと思うはずがありません。
例えば、映画なら予告編を見て、面白そうだから映画館に行くという流れが起こります。
映画の予告編=自由研究の「要約」だと考えてください。
実は、大学の論文では「要約」が一番最初に書いてあります。
読み手が何が書いてあるのか、自分が読む価値があるのかを把握するために要約は存在するのです。
どんな自由研究なのかが伝わりやすく、読み手が読んでみたいと思ってくれる要約であることが望ましいです。
自由研究で個性を出すために
中学生の自由研究はレポート用紙に書いてくることが多いです。
そこで、個性を出すために有効な方法を提案します。
それは、レポート用紙ではなく「ポスター」形式で自由研究をまとめることです。
大学では、ポスターセッション(自分の研究をポスターを使って学生が発表すること)が積極的に行われています。
中学生の場合は「模造紙にまとめる」ことで簡単にポスターを作ることができます。
模造紙は自由研究をまとめるのに向いていて、新聞形式などのように自分なりのアレンジをすることができるはずです。
模造紙にまとめる手順は…
- A4かB4判の紙を用意し、何をどこに書くか決める
- 模造紙に鉛筆で薄く下書きをする(写真や図を貼るスペースはあらかじめ空けておく)
- 下書きをペンでなぞる
※重要な部分は色分けして目立たせる - 写真や図をきれいに貼る
の4つの行程で作成しましょう。
字をまっすぐに書いたり写真を貼る位置を決めやすかったりするので、マス目の入った模造紙が自由研究のポスター作製におすすめです。
自由研究のまとめ方
レポートには正しい書き方がありますが、中学校や高校ではなかなか教えてもらえません…。
大学生になると、当たり前のようにレポートを提出するように言われて困ることに…。
自由研究のレポートでは、次の3点を押さえることで高評価につながります。
- レポートの書き方
- レポートの9つのパート
- 個性を出すこと
自由研究で悩んだら、だいぞー先生に直接質問することも可能です。
困ったことがあれば、連絡してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が有意義な自由研究レポート作成に役立つことを祈っています。