私たちは毎日、たくさんの種類の食品を食べて生活しています。
私たちが口にする食品の中には、食品添加物が含まれており、その内容を知らずに食べ続けることは危険な場合もあります。
特に着色料は、見た目を良くするために加えられているもので、多くの食品に含まれています。
食品添加物や着色料について知ることは、非常に有益です。
この記事では着色料を調べる方法を紹介しているので、参考にしてください。
以下は僕の自己紹介です。
着色料を調べる方法
食品に加えられている色素が天然のものか、合成のものかを調べることにより、食品添加物について理解すること。
分野 | 化学 |
難易度 | ★★ |
必要な時間 | 50分 |
準備物
着色料を調べる方法の準備物は、次の通りです。
材料
- ぶどうジュース
- 漬物(2種類)
- 白い毛糸
薬品
- 1%アンモニア水
※濃アンモニア水3~4mLに水を加えて100mLにする
- 4%酢酸水溶液
- 0.2%食紅水溶液
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器具
- こまごめピペット
- ビーカー
- 試験管
- 包丁
- まな板
- バーナー
- 金網
- 薬さじ
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▼試験管セットを用意しておけば、来年も使えます。
手順
アンモニア水を使った方法
アンモニア水を使った方法の手順は、次の5つのステップです。
ぶどうジュースを入れた試験管をA、0.2%食紅水溶液を入れた試験管をBとする
片方の漬物の上澄み液をC、もう片方の漬物の上澄み液をDとする。
アンモニア水を加える前と加えた後の色の変化を表にすると良い。
試料 | A | B | C | D |
アンモニア水を加える前 | ||||
アンモニア水を加えた後 |
毛糸の染色をする方法
毛糸の染色をする方法は、次の7つのSTEPです。
ぶどうジュースの試験管をA、食紅の試験管をBとする。
片方の漬物の試験管をC、もう片方の漬物の試験管をDとする。
試料 | 毛糸の染まり方 |
A(ぶどうジュース) | |
B(食紅) | |
C(漬物①) | |
D(漬物②) |
アドバイス
- 実験で使う材料を購入する時には、添加物の表示を確認しましょう。
- 漬物は「合成色素(食紅)が添加してあるもの」と「天然色素(赤キャベツの色素)が添加してあるもの」の2種類を用意します。
→漬物の漬け汁を利用してもよい。
考察ポイント
【アンモニア水を使った方法】
- 色の変化をまとめて、色が変化した理由を考えましょう。
→合成色素は、アンモニア水を加えても色の変化はほとんど起こらない。
→天然のアントシアン色素は、アンモニア水を加えると緑色に変化する。
【毛糸の染色をする方法】
- 実験の結果をまとめましょう。
→合成色素の場合は毛糸がよく染まることが多く、染まった毛糸を洗っても色が落ちない。
→天然色素の場合は、「染まりにくい」または「染まってもい色が濃くない」ことが多い。
・毛糸が合成色素で染まりやすい理由を考えましょう。
→毛糸が合成色素に染まりやすいのは、合成色素の陰イオンが羊毛の分子にイオン結合するからです。
自由研究で困ったら…
自由研究が終わったらレポートにまとめていきます。
まとめ方は自由研究のまとめ方の記事を読めばバッチリです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が自由研究の役立つことを祈っています。
最高の自由研究を通して、充実した夏休みにしてください!