生物が必ず持っているものって何か知っていますか?
その答えは「DNA」です。
DNAってよく聞くけど、説明することができる人って少ないんですよね。
意外と難しいテーマになるのです。
この記事ではDNAを取り出す方法を紹介しているので、参考にしてください。
以下は僕の自己紹介です。
DNAを取り出す方法
・簡単な方法で遺伝子の本体であるDNAを取り出して観察すること。
・DNAを染色液で染まるかどうか調べること。
分野 | 生物 |
難易度 | ★★ |
必要な時間 | 50分 |
準備物
DNAを取り出す方法の準備物は、次の通りです。
材料
- 魚の精巣(白子)
- ブロッコリー
- 納豆
用具
- 乳鉢
- 試験管
- ビーカー
- 温度計
- ろうと
- ろ紙
- こまごめピペット
- ガラス棒
- ピンセット
- 加熱器具
- 試験管ばさみ
- 氷
- 顕微鏡
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薬品
- トリプシン
- 10%食塩水
- エタノール(冷やしておく)
- 酢酸オルセイン(染色液)
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手順
DNAを取り出す方法の手順は、次の9つのステップです。
もっと簡単にDNAを取り出す方法
トリプシンを加えなくてもDNAは取り出すことができます。
タンパク質が多く混入することが問題ですが、短時間でできます。
ステップ8以降は同じ作業です。
植物からDNAを取り出す方法
以降はステップ2以降と同じように行ってください。
納豆菌からDNAを取り出す方法
アドバイス
- ステップ5で加熱するとタンパク質が凝固したもの(白いかたまり)が現れます。タンパク質は不要なので、ろ過して取り除きます。
- ステップ7でエタノールを加えると、DNAはエタノールに溶けにくいので、ろ液とエタノールの境目に白い繊維状のものが現れます。これがDNA(の束)です。
- 取り出すDNAの純度を上げるためには、集めた繊維を再び食塩水に溶かし、ステップ5以降をもう一度行ってタンパク質を除去してください。
考察ポイント
- トリプシンを加える理由を考えましょう。トリプシン=すい液に含まれるタンパク質分解酵素。
→染色体はDNAとタンパク質が結合したものなので、タンパク質が除く必要があります。
- 食塩水を加える理由を考えましょう。
→DNAは食塩水に溶けやすい性質がある。タンパク質は凝固する場合があります。
- 保温する理由を考えましょう。
→酵素が最も働きやすい温度は40℃前後(体温と同じくらい)だからです。
- 染色液の種類とその役割を調べましょう。
- なぜ精巣が材料として用いられるのかを考えましょう。
→精巣で精子が作られる際に、細胞質のほとんどが捨てられます。つまり、核の占める割合が他の組織に比べて高く、DNAが得やすいから。
- DNAについて詳しく調べましょう。
→構造や特徴を徹底的に調べましょう。特に塩基や遺伝との関係を調べると、評価が高くなります。
自由研究で困ったら…
自由研究が終わったらレポートにまとめていきます。
まとめ方は自由研究のまとめ方の記事を読めばバッチリです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が自由研究の役立つことを祈っています。
最高の自由研究を通して、充実した夏休みにしてください!